アマチュア楽団あるある話?
コーヒーブレイク
憧れていたヴァイオリン思いきって始めました、という方
結構いらっしゃるんですね。
大人になってから楽器をはじめる方、増えているみたいです。
自宅で過ごす時間が増えたことも関係があるのかな。
今回は、ヴァイオリンを弾く方におすすめの本の紹介です。
オケ老人!
荒木 源 著/小学館文庫
楽器の演奏、ひとりでするのもいいですが合奏もまた楽しいんです。
相談したり、情報交換したり、時には一緒にコンサートに行ったりする仲間ができると世界が広がります!
発表会やコンサートなどの目標が持てると、気持ちも違ってきます。
少し弾けるようになったら、市民オーケストラなどに挑戦するのもアリです。
「オケ老人!」はそんなアマチュアオーケストラのお話です。
年配者向けと思わないでくださいね。
とある市民オーケストラにまつわる物語。
よく似た名前の別のオーケストラがあるとか、アマチュアオーケストラとして音楽にどう取り組むかで団員の考えがまとまらないとか、
ちょっとしたアマチュアオーケストラあるある話がいっぱいです。
もちろん小説ですからあるあるエピソードだけではありません。
そのあたりは読んでのお楽しみ、ということで。
アマチュアオーケストラってどんな感じ?ちょっと興味あるんだけど?という方には楽しい一冊です。
実際に入団したくなった方は、事前の見学は必須です!
クヮルテットのたのしみ
エルンスト・ハイメラン ブルーノ・アウリッヒ著
中野 吉郎 訳 /アカデミア ミュージック
クヮルテットのたのしみ? 小さな「ヮ」なんて今でも使うんだ⁈
表記はナンですが、ヴァイオリン(弦楽器)にハマった、しっかりアンサンブルがやりたい、という方におすすめです。
日本語含め4か国語で出版されている「世界のロングセラー」だそう。
この本の出版をしているアカデミアミュージックは、楽譜や音楽書の専門店です。東京都文京区本郷にお店があります。
翻訳もので原著の出版年も古くテーマもちょっと地味。
でも。アマチュアあるある感もあって大いに笑えるんです。
たしかに時代を感じるところもあるけれど。
練習日にメンバーがひとり欠けてしまったらとか、
ちょっと皮肉を含んだメンバーの人物描写とか、
思わず笑ってしまうんです。
前半の爆笑エッセイに続いて後半は書名どおりクヮルテット(弦楽四重奏)を中心に、室内楽曲を難易度をつけて解説しています。
コンサートや練習の選曲ガイドになります。
オーケストラの方が好き、室内楽はまだちょっと、という方もクラシック好きならきっと読み物として楽しめます。
一緒に音楽できる仲間がいるって本当に素敵です。